知ったかぶりして答えることで、得られるものは あなたのプライドだけ。
答えたことが合っていたらラッキーや。でも間違ってたら信用無くすし、あなたが会社に勤めてたら 組織全体の信用に関わるんやで。
これは私が金融機関に居た時に、芯まで叩きこまれたこと。
間違った案内はお客様に損失を与えかねないから。特にお金を扱う場所だから、適当に答えてはいかんのだ。
知らんことは恥ずかしいことちゃうねん。
ちゃんと確認して、正しい内容をお伝えすればいいだけ。
適当に答えて間違ってたら、信用を失ってしまうし、失ったものは簡単には戻らない。自分のちっちゃいプライドなんて、信用と天秤に掛けるほどの価値もない。
だから私は知らないことは知らないと言う。
無知な人だ、と鼻で笑われるかも知れないけれど。
知らないもの、検証したことがないことを さも事実のように語るほど、私は図太くない。
自分にも誠実であるように、あなたにも誠実でありたい。
ただこれだけなのだ。
知らないことは恥ではない。
何回も確認したって良いんだ。相手に誠実に応えるためなら。